Grok Bot の始め方:料金プランの選び方と、Gmail・Google カレンダー・Google ドライブ連携の実例
The Super Intelligence 編集部 2026年10月12日 ▶ 動画 13分
この記事は、YouTube「fussa | AI自動化」の動画の内容をもとに、公式発表と照らし合わせて書いています。
要点
Grok Bot は、クラウド上のコンピューターを操作して作業を最後まで進めるAIです。動画では、ダウンロードからプラン選び、Gmail・Google カレンダー・Google ドライブの接続、毎朝のメール確認や領収書の記録の自動化までを実演しています。新しく契約する場合のプランは、動画の撮影時点から変わっている点に注意が必要です。
- Grok Bot のボットは、利用者ごとに割り当てられた1台のクラウド上のコンピューターを共有し、手元のPCを閉じても作業を続けます
- アプリは macOS・Windows・Linux と、iOS・Android で使えます
- 新しく契約する場合は The X Subscription の Premium(月30ドル)以上に Grok Bot が含まれます。動画が勧める Cursor Pro(月20ドル)は従来からの契約向けの表示です
- Gmail・カレンダー・ドライブをつなぐと、毎朝の下書き作成や週ごとの予定のまとめ、領収書の記録をチャットで頼むだけで設定できました
- 送信を承認制にできる一方、下書きを使わず直接送る設定もあるため、承認ルールは自分で確かめる必要があります
Grok Bot は、2026年8月11日にベータ版として発表された、常に動き続けるAIエージェントです。本稿は、運営者がダウンロードから初期設定、Gmail・Google カレンダー・Google ドライブとの連携までを実演した入門動画を、公式情報で確かめたうえで記事にしたものです。
結論から言うと、最初にメール・予定・ファイルの3つをつなぎ、「何を手伝える?」と聞いてみるのが近道です。動画では、毎朝のメールの下書き作成や、メールで届いた領収書の記録が、チャットで頼むだけで設定できました。一方で、料金プランは動画の撮影後に新しい体系が始まっています。これから契約する人は、本稿の料金の節を先に確認してください。
Grok Bot の仕組み:クラウド上のコンピューターを共有して働く
Grok Bot は、クラウド上のコンピューターをAIが操作して、作業を最後まで進めるツールです。ここで言うコンピューターは手元のPCではなく、データセンターの中にあるものです。そのため、手元のPCやアプリを閉じても、クラウドでの作業は続きます。スマートフォンのアプリから頼むこともできます。
公式ドキュメントによると、ボットは利用者のアカウントごとに割り当てられた1台のクラウド上のコンピューターを共有します。ボットごとに別の画面があり、ファイルやブラウザーのログイン状態、認証情報は共有されます。
動画では、メールの整理、日程調整、資料の要約、市場調査といった役割ごとにボットを作る例を紹介しています。それぞれのボットは自分の画面で作業しながら、ファイルとログイン状態は共通です。運営者は、ボット同士が作業を引き継げる点を、チームのように情報を連携できる優れた設計だと評価しています。
ダウンロードと対応環境
アプリは公式サイト(x.ai/bot)からダウンロードできます。対応環境は次のとおりです。
| 種類 | 対応 | 入手先 |
|---|---|---|
| デスクトップ | macOS・Windows・Linux | 公式サイト |
| iPhone・iPad | iOS 18以上・iPadOS 18以上 | App Store |
| Android | Android 9以上 | Google Play |
動画では Android も App Store から入手すると説明していますが、公式の案内では Android 版の入手先は Google Play です。
ダウンロード後は、一般的な登録の手順が続きます。途中で料金プランの画面が出ます。無料の試用版もあり、公式の更新履歴には試用の取り消し(Cancel Trial)の項目も載っています。動画では、利用状況によっては無料の選択肢が表示されない可能性にも触れています。
料金プランの選び方:新規契約は The X Subscription から
料金は動画の撮影時点から変わっているので、ここは公式の情報で整理します。
動画では、料金画面に表示された次のプランを紹介し、Cursor の Pro プラン(月20ドル)から始めることを勧めています。
| 動画で表示されたプラン | 月額 |
|---|---|
| Cursor Pro | 20ドル |
| SuperGrok | 30ドル |
| Cursor Teams Standard | 1席40ドル |
これらは、公式の製品ページに従来の契約向けとして残っている表示です。既存の Cursor・SuperGrok・X Premium の契約は続けて使え、新しい体系に切り替えるかは任意です。
一方、これから自分で申し込む人は、新しい統合プラン「The X Subscription」から選びます。個人向けプランは次のとおりで、Grok Bot が含まれるのは Premium・Super・Ultra の3つです(税別)。
| The X Subscription | 月額 | Grok Bot |
|---|---|---|
| Free | 0ドル | 含まれない |
| Plus | 8ドル | 含まれない |
| Premium | 30ドル | 含まれる |
| Super | 100ドル | 含まれる |
| Ultra | 200ドル | 含まれる |
チーム向けも、Premium・Super・Ultra がそれぞれ1席あたり月30ドル・100ドル・200ドルです。Grok Bot の利用は、その席の週ごとの共有の利用枠から消費されます。Grok Bot 専用の枠が別にあるわけではありません。利用枠を超えた分は、トークンの費用に応じて課金されます。
つまり、新規に始める場合は Premium の月30ドルが入り口です。動画が勧める月20ドルの Cursor Pro は、すでに契約している人の選択肢と考えてください。
なお動画では、SuperGrok で使うと専用のコンピューターを持てず、ほかの利用者と共有する形になると説明しています。公式ドキュメントでは、コンピューターは利用者のアカウントごとに割り当てられ、同じ利用者のボットの間で共有されると書かれています。ほかの利用者と共有するという記載は見当たりませんでした。
Gmail をつなぎ、毎朝の下書き作成を任せる
最初に Grok Bot を開くと、呼び名を聞かれます。名前はあとから変えられます。続いて、Gmail を接続するよう案内されました。アプリの接続は、プラグインを追加し、必要に応じてブラウザーで認証する流れです。指示は文字でも音声でも出せます。
接続後、Grok Bot は Gmail でできることとして、返信の下書きを作って承認後に送ること、受信トレイの整理、不要なニュースレターの配信停止、大事なメールが届いたときの通知を挙げました。
運営者が勧める使い方は次の依頼です。
毎朝8時に新着メールが来ているか確認して、来ていたら下書きまで書いて Gmail 上に保存しておいて、私に知らせてください。
この依頼で、毎朝の定期作業が設定されました。実行時刻は日本時間の8時13分です。時刻が8時ちょうどにならなかった理由は、動画の中でも分かっていません。受信トレイを毎回自分で開かなくても、返信の下書きがそろった状態で朝を始められます。
カレンダーとドライブもつなぎ、組み合わせて使う
続けて Google カレンダーと Google ドライブも接続しました。何を手伝えるかと聞くと、毎朝の予定とメールのまとめ、予定の前に関連するメールや資料を集めた準備メモ、空き時間を探しての予定調整、ドライブの資料の要約などを提案してきました。
依頼は並行して出せます。運営者が「毎週日曜日にカレンダーを確認して、今週の予定のサマリーがほしい」と頼むと、日曜18時46分に1週間の予定を曜日ごとにまとめ、忙しい日や予定の重なり、空き時間も添えて知らせる設定になりました。ドライブは空だったため、フォルダの構成を提案しています。
さらに、受け取ったメールに会議の候補日時があれば、カレンダーの空きを確かめて返信の下書きを作れるかも聞いています。Grok Bot は、今の毎朝の設定は下書きを作るだけでカレンダーは見ていないと答え、追加するかを確認してきました。初めの設定にない動きは、頼めば足してくれる形です。
なお、メール・予定・資料からの準備メモや、経費と領収書の照合は、公式の活用例にも載っています。ただし、動画で提案された一つひとつの動きがどこまで安定して動くかは、公式の資料では個別に確かめられませんでした。
実例:メールで届いた領収書を記録する
最後に運営者は、提案の中から「請求書・領収書の記録」を頼んでいます。メールで届いた領収書を、ドライブのスプレッドシートに日付と金額で記録し、月ごとの支出が分かるようにするものです。
結果、スプレッドシートには OpenRouter から9月30日に届いた領収書の行が入りました。ただ、領収書の PDF そのものは保存されていませんでした。運営者が「領収書フォルダーを作って保存し、今後も同様に対応して」と頼み直すと、マイドライブに領収書フォルダーが作られ、PDF が保存されました。
運営者は、どこまで気を利かせてくれるかは分からないので、会話しながら進める必要があると述べています。最初から完璧な指示を書こうとするより、結果を見て足りない部分を足していく使い方が合っています。
経営者・事業責任者はどう始めるか
Grok Bot は、メールや予定、ファイルの整理のような日々の細かな作業から任せられます。始めるときは次の順で進めるとよいでしょう。
- プランを確かめる。 新規契約は The X Subscription の Premium(月30ドル)以上です。チームで使うなら席ごとの料金と、週ごとの利用枠を確認します。
- メール・予定・ファイルの3つをつなぐ。 つないだうえで「何を手伝える?」と聞くと、Grok Bot から使い方を提案してくれます。
- 送信は承認制にしておく。 Grok Bot には、ツールの実行やコンピューター操作を事前に評価する Auto Review があり、「先に確認する」「自動で許可する」のルールを決められます。両方に当てはまるときは「先に確認する」が優先されます。動画の中で Grok Bot は「承認なしに送信しない」と答えていましたが、下書きを使わず直接送る設定もあります。どの操作が承認制になっているかは、自分の設定で確かめてください。
- 結果を見て指示を足す。 領収書の例のように、最初の結果を確認し、足りない部分を会話で補います。
身の回りの面倒な作業を一つずつ相談していくと、任せられる範囲が見えてきます。小さな定期作業から始めるのが確実です。
関連する用語
出典
- 1Introducing Grok BotSpaceXSI・2026-08-11・確認 2026-10-14
- 2Meet Grok BotSpaceXSI・確認 2026-10-14
- 3Get startedSpaceXSI・確認 2026-10-14
- 4Grok Bot for MobileSpaceXSI・確認 2026-10-14
- 5Use the computer and appsSpaceXSI・確認 2026-10-14
- 6Approvals, security, and privacySpaceXSI・確認 2026-10-14
- 7Use casesSpaceXSI・確認 2026-10-14
- 8Grok Bot ChangelogSpaceXSI・確認 2026-10-14
- 9Pricing — The X SubscriptionSpaceXSI・確認 2026-10-14
- 10What is The X Subscription?SpaceXSI・確認 2026-10-14
この記事を引用する
The Super Intelligence「Grok Bot の始め方:料金プランの選び方と、Gmail・Google カレンダー・Google ドライブ連携の実例」(2026-10-12)https://thesuperintelligence.jp/articles/grok-bot-getting-started

